県社協創立70周年記念大会「広島県社会福祉大会」を開催 ~表彰を節目に新たな思い~
2021.12.10 掲載
10月28日(木)広島市南区民文化センターのホールに於いて、県社協創立70周年記念大会「広島県社会福祉大会」を開催し、表彰式典と記念講演を行いました。
表彰式典では、県知事表彰、県社協会長表彰、県共同募金会会長表彰を行い、県社協会長表彰では、永年にわたり社会福祉の向上に尽力されている、民生委員児童委員や社会福祉施設などの職員、地域のボランティア団体から257人、10団体が受賞されました。
本会職員からも3人が「社会福祉協議会・民間社会福祉団体関係者功労」を受賞し、「受賞にあたり、長年勤められたことに周囲への感謝をしました。また、何か組織に貢献できたのだろうかという反省や焦りもありましたが、表彰という節目にこれまでを振り返ることができ、改めて背筋が伸びる思いです。これからは、感謝と自組織の一員であることを忘れず仕事に向き合いたいです」と思いを新たにしていました。
記念講演では、映画「ぼけますから、よろしくお願いします」の監督で、中国新聞朝刊誌面にて「認知症からの贈り物」の連載をされていた信友直子監督に、「離れて暮らす家族とのつながりのかたち~おたがいさまの社会に生きる幸せ~」についてお話しいただきました。
認知症のお母さまの福祉サービス利用に難色を示していたご両親が、地域包括支援センターの職員とすぐに打ち解け、サービスの利用につながり、ご両親の表情の違いや相手への思いやりの変化が映像を見ると明らかで、なぜもっと早く相談をしなかったのかとの思いを強く持たれていました。そして、ご両親との関わりから福祉従事者のみなさんのプロフェッショナルな対応と地域の皆さまに感謝とエールを送られました。
また、100歳(大会当時)で一人暮らしのお父さまのことをいつも気にかけてくださっている方へお礼をしたところ、「自分はできることをしているだけだから、他の助けが必要な人に返してくださいね」と恩送りの話をされたことや、手助けを求めている人に気づける自身の心の余裕の大切さなど、助け合う社会に幸せを感じられていることをお話しされました。
この大会が、家族との時間や人とのつながりについて考える機会となりました。
本会は誰もが生きがいや役割を持ち、「支え手」「受け手」という関係を超えて、お互いが存在を認め合い、支え合うことで、安心して自分らしい生活を送ることができる地域共生社会づくりに努めます。
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