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その人らしく安心して地域で暮らすための権利擁護事業 ~廿日市市社会福祉協議会~

 廿日市市社会福祉協議会では、住民の暮らしを守る権利擁護事業として、福祉サービス利用援助事業かけはしと、法人後見事業(成年後見制度)を行っています。

 成年後見制度は、判断能力が不十分になった人たちの権利や財産を守る制度ですが、名前は聞いたことがあっても制度の内容や手続き方法など、十分に理解されていない現状があり、制度が効果的に活用されていない課題があります。

 そこで、成年後見制度を正しく理解していただくために、広く一般住民に向けて「成年後見セミナー」を開催しました。

 セミナーでは、成年後見制度が始まった背景や、理念について丁寧な説明があり、法定後見制度と任意後見制度の違いや、後見人等の権限の範囲など詳しく学ぶことができました。今後利用に向けてこの制度がどのように進展していくのかといった成年後見制度利用促進基本計画の策定についても触れました。

 また、権利擁護事業として、社協が実施するかけはしについての情報提供も行いました。

 セミナー参加者からは「成年後見制度は、誰がどのように申立てできるのかを知ることができた。本人と後見人がどういう関係になるのか分かった。改めて、成年後見制度の必要性を感じた」といった声を聞くことができました。

 廿日市市社協では、平成27年1月から社協として後見人等を受任する法人後見事業を実施しています。本事業の対象者は、原則かけはしの利用者としています。これは、かけはしから成年後見制度に移行する場合に、引き続き本人が信頼している生活支援員や専門員をはじめ、地域住民や関係者が連携して本人を支えていくことが重要だと考えたからです。

 廿日市市社協の野村専門員は、「判断能力が不十分になった人が、権利を侵害されることなく、その人らしく安心して地域で暮らすためには、本人の状況や環境に応じて、切れ目ない支援を受けられることが大切です」と語ります。

 廿日市市社協は、地域の総合相談の窓口として、また日常生活の支援を担う重要な機関として、これからも、地域の権利擁護を推進していきます。

 

問合せ先:廿日市市社会福祉協議会  TEL(0829)20-0294

 

お問合せ先

地域福祉課 あんしんサポートセンターかけはし

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受付時間:平日8時30分~17時30分
 ※土日祝日・年末年始(12月29日~1月3日)は、お問合せフォームで受け付けます。
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