若い世代へ福祉・介護の魅力を伝える ~尾道市社会福祉協議会の取組み~
尾道市社会福祉協議会では、市内の福祉・介護人材を育成・定着させていくため、昨年度より行政、ハローワーク、施設、高等学校等と連携し、「尾道市福祉・介護人材確保等総合支援協議会」を立ちあげました。本年度は、福祉・介護人材の確保につなげるために「まずは若い世代に福祉・介護の現状や仕事を知ってもらう機会をつくること」を目標に掲げ、具体的に事業を企画・実施しました。
最初に、市内の高校生を対象とした施設見学バスツアーを8月の夏休み期間中に実施し、4校から15人の参加がありました。次に、福祉・介護を学ぶ授業を尾道高等学校スポーツ・芸術コース3年生の34人(10/18)、広島県立尾道商業高等学校1年生の183人(11/8)に実施し、市内の介護福祉士養成校教員や施設職員が講師を務め、尾道市の高齢化の現状や、福祉・介護の仕事の魅力を伝えました。
参加した生徒のアンケート結果によると、ボランティアや職場体験等で福祉・介護の現場に触れたことがある生徒は、約2割しかいません。参加後、福祉・介護に関わりのない生徒からは、「福祉の仕事は大変な仕事だと思っていたけど、人の人生に寄り添うことのできるすばらしい仕事だと思った」「誰もが福祉・介護に関わりがあることがわかった」など、福祉・介護の仕事に前向きな感想が聞かれ、若い世代に向けた今回の事業の手ごたえを感じました。
尾道市の高校生には、地元に残って勉強・仕事を続けたいと希望する生徒も多く、今後も、若い世代へ継続的に事業を実施していくことで、将来の福祉・介護人材確保につなげていきます。
問合せ先:尾道市社会福祉協議会 地域福祉課 TEL(0848)22-8385
お問合せ先
福祉人材課
所在地:〒732-0816 広島市南区比治山本町12-2 県社会福祉会館1階
電話:082-254-3415
ファクス:082-256-2228
受付時間:平日8時30分~17時30分
※土日祝日・年末年始(12月29日~1月3日)は、お問合せフォームで受け付けます。
(返信には数日程度かかります)