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市民後見人を養成し、誰もが住みやすい地域をめざす~三次市社会福祉協議会の取り組み~

 三次市社協では、高齢者や知的障害・精神障害のある人等を、地域で安心して生活できるように支えるため、一般市民が成年後見人等となる「市民後見人」の養成講座を平成28年度から行っています。

 かねてから、三次市では、中山間地域の共通課題でもある、“後見人等の担い手不足”という現状が浮き彫りになっています。また、高齢化が進行する中で、病気や障害があっても、住み慣れた地域で暮らし続けたいという思いを実現するために、地域の中での住民同士の助けあいの必要性がますます高まっています。このような情勢を受け、社協を含めた関係機関が集まる会議で協議を重ね、三次市社協が、市からの委託事業として、市民後見人の養成に取り組むこととなりました。

 昨年度は、12人が市民後見人養成講座を修了し、うち11人が三次市市民後見人バンクに登録しました。バンク登録者に向けてフォローアップ研修を開催し、福山市で活動中の市民後見人や、活動をバックアップしている福山市社協の職員か、活動の実際について話を聴くことで、理解を深めています。また、市内の弁護士や司法書士、社会福祉士等も研修講師として携わり、関係機関・専門職が協働して市民後見人の養成をバックアップしています。

 さらに、現在、バンク登録者のうちの6人が将来の市民後見人活動を見据えて、利用者支援の経験を積むため、福祉サービス利用援助事業「かけはし」の生活支援員として活動しています。

 三次市社協地域福祉課の中野課長は、「市民後見人の養成は、その後のフォローアップが重要です。市民後見人として家庭裁判所から選任されるためには、 登録者が知識を身につけ、生活支援員活動等により利用者支援の実践を積み重ねることが必要と感じます。家庭裁判所へ市民後見人養成の実施状況を随時報告することで、選任につながるよう信頼関係を構築しています。三次市でも市民後見人が選任され、地域住民にとって成年後見制度が身近な存在として広がっていけば…」と話されます。

 今年度も、10月から全6日間の養成講座を開催しており、12人が意欲を持って受講しています。

 三次市社協では、市民後見人の養成から活動のバックアップまで、きめ細やかな支援を行い、誰もが住みやすい地域づくりを進めています。

 

問合せ先:三次市社会福祉協議会 TEL(0824)63-8975

 

お問合せ先

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